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糖質とインスリンとインスリン拮抗ホルモンの関係

2009年09月09日
昨日一日で、5ヶ所も蚊に刺されました。

しかも、足に刺された3ヶ所は、なんとスラックスの上からです。

秋に向かうこの時期、ヤツらは子孫を残すのに必死です。

私、蚊に刺されると紫に変色して長いことかゆみが引きません。

なもんで、蚊を見つけると出来る限り生け捕りにして火あぶりの刑に処します。

今日も職場で生き残りをかけた壮絶な争いを繰り広げている、あらてつです。

話は変わりまして、ブログ読者の方から、中性脂肪値の検査結果報告をいただきまして、そのことについて書くといいつつ全然書けてません。

忘れてるわけではございませんので、データをご報告くださいましたnorikoさんとたろうさん、申し訳ありませんがいましばしお待ちくださいませ。

で、今回のお話は、先にめいりんさんから頂いたコメントにお答えさせて頂きます。

『私のまわりでも、ご飯やめられへん!という意見ばかりです
 こんばんは。ご飯ネタは糖質制限食にはつきませんね。最近、半身浴を取り入れ、さらに減量中のめいりんでございます。

 さて、あらてつさんにしか、お聞きできないことがあって書き込みさせてもらっています。

 今までに糖質摂取と眠気の関係はしばしばお見かけしましたが、(体重が順調に減っているのに、気をよくした私は、今日の昼食にカボチャコロッケを2個も食べてしまい、その後マジで2時間半、意識不明でした…)今回は、糖質摂取と頭痛、そして体温上昇について、お聞きしたいのです。

 数日前、上白糖をたっぷり使った砂糖菓子を、体重が減っていることだし、かまわんやろーと食べたところ、1時間もしないうちに、猛烈な頭痛に見舞われてしまいました。よく、チョコレートが頭痛を引き起こすことは、聞くのですが、これに類似した症状なのでしょうか?また、たまに食後に市販のあんこ系菓子を食べたりすると、眠気はもちろん、とにかく全身汗だくになって、暑いのなんの!クーラーガンガンに入れなければ、もう汗ダラダラになってしまうのです。誇張ではありませんよ。

 こういう、エライしんどいことに見舞われると、糖質って加減しなければ、健やかに過ごせないなあと、思わずにはいられません。

 私だけの、特異体質なのでしょうか?いろいろ、ネットでもキーワード検索してみましたが、よく分かりません。

 あらてつさんしか、頼れません!!お手すきの時でいいです。ご教授下されば、幸いです。』


めいりんさん、こんな私で良かったら喜んでお答えさせていただきます(笑)

と言いつつ、初めてお聞きする症状なので、昨日の夕方、夜診に行かれる前にお部屋で少年ジャンプを読んでおられた江部康二先生を直撃してご教授頂いて参りました。

「あ~、そのコメント見た見た。はっきりとは言えんけど、恐らく、低血糖起こしたんじゃないかなぁ。」

どう言うことかといいますと、糖尿病でインスリンの分泌能力がある程度残っている方の場合、糖質を摂るとまず第一層のインスリンが出ます。

この時、食べた糖質の量が多ければ、インスリン分泌量が足らずに血糖値が上がりダラダラと高血糖が続いてしまいます。ですが、食べた糖質が少量なら、血糖値は上がりますが第一層インスリンで、グッと下がってしまいます。

しかも、めいりんさんが食べられたのが、コロッケや砂糖菓子とのこと。コロッケはジャガイモをゆでてつぶしてあるので吸収がいいです。さらにコロッケは糖質を油であげてあります。

前にも書きましたが、油と糖質の組み合わせは、インスリンの分泌を促してしまいます。砂糖菓子の吸収の良さは、言わずもがなですね。

で、これらを食べて血糖値が急に上がったところへ、インスリンが出て血糖値を急に下げてしまうため、低血糖になってしまいます。

そこにプラスして、インスリンがぴゅっと出でると、今度は血糖値を上げようとインスリン拮抗ホルモンが出ます。インスリン拮抗ホルモンは、インスリンと逆の作用をすると考えて頂ければわかりやすいです。

そのインスリン拮抗ホルモン一つに、アドレナリンがあります。皆さんお聞きになったことがあると思いますが、アドレナリンが出ると心拍数が上がったり、血管が拡張して血流が良くなったりといった作用があります。

めいりんさんの症状は、もちろん断定はできないけど、インスリンによって急に血糖値が下がったことと、インスリン拮抗ホルモンの所為で起こったと考えられるのでは?と江部康二先生が仰ってました。

話を聞かせて頂いて、はあ~、なるほどと思って帰ってきたあらてつでした。


糖尿病 | コメント(3) | トラックバック(0)
コメント
とてもよく分かる御回答ありがとうございます
 こんなにも早く、お答え下さりありがとうございます。今回も恐れ多くも江部先生からのご教授、恐縮しかりです…

 幸い、私は糖尿病ではないので糖質制限は専ら、体重減量のために、日々いそしんでいるのですが、健康のためにもやはり血糖値は乱高下させないのが大事なのだとよく分かりました。

 インスリン拮抗ホルモンのひとつにアドレナリンがあるのですか。勉強になります。アドレナリンって聞くだけで、かああー!ってなります。こいつは気をつけなければなりませんね。

 ところで、あらてつさんはよく蚊に刺されるようですね。以前にも蚊にいっぱい刺されたというのをお見かけしたことがあります。さて、スラックス上からも刺されたとのことですが、それは何色ですか?
 蚊は明るいところよりも、暗いところを好むのだそうです。夜中、蚊の音で目が覚めて、電気をつけて退治しようにも、どこに行った!となるのも、暗い方へ身を隠すのからなのだということです。(小5の国語の説明文に出てました。国語の問題文には、よくへえーって内容に出くわします。)
 着用されていたスラックスの色が、蚊の好みに関係あるのかどうか、どうなのでしょうね?

 私も蚊に刺されると、辛抱たまらん!!となるので、短期で治すのにステロイド系を使います。リンデロンや、フルコートを少々。でも、結局は日にち薬なところもありますねー。
 
インスリン拮抗ホルモンですか!
あらてつさん、初めまして。
いつも楽しくみさせていただいてます。
インスリン分泌と、インスリン拮抗ホルモンですか、う~ん、奥が深い。
私の場合ある程度の糖質をとると、背中が熱くなり、汗がにじんできますが、これもインスリン拮抗ホルモンによる作用のようですね。
最近はこれを逆手にとって(?)背中が熱くなったらヤバイ!と判断して食事を中止するようにしました。これに気付いて以降体調は更によくなりました。
以上、つたない体験談ですが、ご紹介まで。
Re: koba さんへ
こちらこそはじめまして。
いつも当ブログをご覧頂いておられるとのこと、ありがとうございます。
また、身近に事例がなかったので、体験談のご報告、参考になります。ありがとうございました。

この、インスリン拮抗ホルモンの話、えらそうに書いてますが、江部康二先生に教えていただいたそのまんまです(笑)ですから、感心して頂けるなんて恐縮してしまいます。

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