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糖質制限食とごまとごま油

2012年06月05日
雑誌の取材があったとします。

原稿ができて校正の依頼があるのですが、ほとんどが締め切りまで日数がありません。

酷いものは、今日来て明日までに返して欲しいなんてものもあります。

出張に出て帰って来たら原稿が来てて、すでに締め切り過ぎてて催促の電話なんてしょっちゅうです(笑)

でね、こっちも載せてもらうわけですから、早いとこ返してあげなと思って頑張って校正するわけですけど、早く返してくれとやいやい言う割りには、お礼の連絡の一つもよこさない編集&ライター、やたら多いです。

しかも、ですわ。

以前にも書きましたけど、最近のライターと称する方々、あまりにも文章がお粗末です。

取材に来てナニ聞いとんねんと思えるものはまだ可愛くて、テニヲハから直さないといけない原稿が多すぎます。

こんな文章書いてライターでございって、どのクチがゆうとんねんと呆れますが、それより何より、お礼の一言も言えんのかオマエは!と思いますね。

こういう連中は、Sジムさんの京都西院ボクシングジムに入会させて、「猫が通っても挨拶する!」から人間としての基本の「挨拶とお礼」を叩きこんでもらうべきだと思う、あらてつです。

ちなみに、女性差別で言う訳じゃないですが、お礼の一言も無いのは、み~んな女性のライターです。

怒りはこれくらいにして、やすこさんからごまについてコメント頂きましたので、お答えがてらご紹介です。

『ごまについて

はじめまして。

2年前の献血でグリコアルブミンの数値が17.2と出て、これはいけないと思いネットで検索し、糖質制限のことを知りました。

それ以来、家での食事では、主食となる、ごはん、麺、パン、イモ類をとらず、外でのお付き合いの時と夫がたまに買ってくる粉ものは食べるという緩い糖質制限ですが、献血でひっかかることはなくなりました。

ひとつ気になることがあります。ナッツの代わりに、ごまをよく食べます。食事の量がちょっと足りなかった時や、小腹がすいた時などに。ごまをそのまま、ティースプーンにとって、よく噛んで食べると香ばしくてとてもおいしいんですね。よく噛むからでしょうか、食べたという満足感が大きく、ナッツに比べて値段が安いというのも魅力の一つです。

ところが、ごま油はリノール酸が多いので、香り付けに使うぐらいにしたほうがいいと知り、ごまをそのまま食べるのもあまりよくないかなあと気になっています。ストレスがたまった時などは、気が付いたら50グラムも食べていたなんてこともしばしばあります。油でとるのと、粒のまま食べるのとはちがいがあるのでしょうか?

教えていただけたら幸いだなあと思っています
コメントがあった記事を読む』


やすこさん、コメントありがとうございます&こちらの方こそはじめまして。

糖質制限食で数値の改善、おめでとうございます。

このまま「美味しく楽しく」糖質制限食で、良好な数値をお保ち頂ければと思います。

で、ご質問頂きました胡麻についてですね。

私も和え物にすり胡麻たっぷり入れたり、味噌汁にドバドバごま油かけたりと、胡麻とごま油は大量に使います。

特に、私の糖質制限食の師匠、M本先生こと村本鍼灸院の村本先生のご学友が、某有名ごま油屋さんということもあって、美味しいごま油を毎日堪能させて頂いてます(笑)

で、やすこさんは胡麻をそのまま食べるのでリノール酸の摂り過ぎが気になるとのこと。

いったいどれくらいのリノール酸が含まれているのか、胡麻の脂肪酸の比率を調べてみました。

日本油脂検査協会資料によりますと、ごま油の脂肪酸比率は、リノール酸44.2%、オレイン酸39.4%、飽和脂肪酸15.8%となっています。

ちなみに、リノール酸の多い油は

大豆油    リノール酸 50~57%    オレイン酸 20~25%
紅花油    リノール酸 72%      オレイン酸 13%
コーン油    リノール酸 47%    オレイン酸 33%

オレイン酸の多い油は

ナタネ油    リノール酸 21%    オレイン酸 55%
オリーブ油   リノール酸 10%     オレイン酸 71%
高オレイン酸タイプ紅花油  リノール酸12~21% オレイン酸70~80%

てとこですね。

ごま油のリノール酸は約44%ありますが、オレイン酸も約40%あるので、他のリノール酸型の油に比べてそんなにリノール酸が多いかといえば、そうでもないような気がします。

で、ごま油の歩留まり率なんですが、だいたい40%前後らしいです。

そうするとやすこさんが食べられる胡麻の量が50gとすると、その40%で20g、そのうちの44.2%ですから8.84gがリノール酸ってことになりますね。

ごっつ大雑把ですが。

糖質制限食では、脂質の摂取が多くなります。ですから、良質な油を摂りましょうということで、油についてのお話を過去何度か書いてきました。

リノール酸については、摂り過ぎが指摘されていて、確かにその通りだと思うので気をつけるにこしたことないと思います。

トランス脂肪酸も、外国では禁止までされているのに、なんで日本では野放しなのか理解に苦しみます。

だがしかし。

あまりに細かいとこまで気にしすぎると、使える油が無くなってしまいますし、お金がいくらあっても足りません。

私は揚げ物するとき、一般的なサラダ油使わずに、ラードかごま油を使います。

固形油脂は、マーガリンではなくてバターを使います。

何故か?

リノール酸うんぬんが理由ではなくて、ラードの方が私の好みどおりに揚がるのと、サラダ油の作られ方が不自然だと思うから。

マーガリンを使わないのは、トランス脂肪酸よりも、マーガリン自体が不自然で気味が悪いと思いますし、販売のされ方が欺瞞に溢れているから。

油については、いろいろな研究がなされ、健康に及ぼす影響もさまざまに言われています。同じ油でも、研究者によって真逆の結果が出てたり、どう見ても作為的な研究結果もあります。

私の結論としては、科学的でないかも知れませんが、昔から使われている人為的に操作されてないモノを使うのが一番なのではないかと。

だって、体に悪い影響を与えるようなものが、代々受け継がれて食べてこられることは、少ないとおもうんですね。

和食だって、本来なら江部康二先生が提唱される、「食生活十箇条」と変わりないものだったのに、いつの間にやら砂糖漬けのような料理になってしまってます。

やはり伝統的な食文化って、先人の知恵がいっぱい詰まってると思うんですね。

あれこれ細かいところを心配するまえに、今一度、このあたりを見直してみてはどうかと思うのですが、いかがでしょうか。





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糖質制限食とアブラについて | コメント(10)
コメント
ありがとうございます
あらてつさん
アドバイス、ありがとうございました。

基本的なことを、ちゃんとつかんでいたら、大丈夫ですね。ちょっと気になるなあというときに、教えていただけると、ほっとします。これからも、よろしくお願いします

わたしも、白いご飯が大好きだったので、最初のころはプチで始めましたが、8月に東京中野で行われた江部先生の講演に参加して、実際に生の声でお話しを聴いたことで、モチベーションがかなり上がりました。

おなかが出てきていた夫も、ご飯の量をそれまでの三分の一にすることで、スリムな体になりました。ご飯のかさを増やすために、大豆モヤシやこんにゃくをみじん切りにしたものや寒天、おきあみとかいれてます。1合の米が3食分です。おかげで生活習慣病関係の薬とは無縁です。

もうひとつ、私の父(85才)が認知症になって3年ですが、今年に入って、母が、朝と夜に五分づき米を炊くようになって、父が怒鳴り散らす回数がかなり減ったと言ってます。お隣の方も、「最近、大きな声をあまり聞かなくなったよ」と言ってます。先月帰省した時、よく観察すると、確かに少ないんですね。それと、芋が大好きで、特にさつまいもを毎日のように食べていましたが、最近欲しがらないのであたえてなかったら、それまで体がかゆいとしょっちゅう言っていたのも、言わなくなったそうです。

お昼には、うどんを食べています。タンパク質は、肉、魚、卵、大豆製品を組み合わせて、3食とっていますし、煮物にはオリーブ油をつかっています。おやつには八朔やりんご、いただきもののお菓子は、日持ちしないものは食べるけれど、焼き菓子などは、訪れる方にあげたり、私に送ってきたりしてます。

80歳になる母も、介護で大変ですが、認知症とわかったころより少し楽になったと言っています。

これもきっと、緩いですが糖質制限のおかげですね。

長くなってしまいましたが、お伝えしたかったです
Re: やすこさんへ
いえいえ、あんな感じで参考になりましたでしょうか?

また糖質制限でご不明な点が出てきたら、コメント入れて下さいませ。

あと、お父上の認知症の症状が、糖質制限で落ち着いたとのこと。

このようなご報告は初めて頂きました。

糖質制限で情緒が安定されたのでしょうか。

何にせよ、とても良いいことだと思います。

これからも、糖質制限食で安定されればいいですね。




わかりやすい!あらてつさん
胡麻のお話、油の事、すごくわかりやすかったでした。私も聴いてみたかった内容でした。ありがとうございました。6/5南山で江部先生のナマ講演をはじめて聴きました。内容が盛りだくさんで流ちょう過ぎて、専門用語もたくさん登場して、だからアホにはついていくのが必死でした。遡ること今年はじめ頃、同じ会場であらてつさんの講演を聴いた時は、まだ江部著書をさらりと1回斜め読みしただけで、講演テープもその時点では聴いたことはなく、まとまった糖質制限の話を聴く最初の機会だったわけですが、初心者対象の内容にしていただいてたせいか、すごーくわかりやすくて、頭にスーと入りました。非糖尿人の糖質制限ビギナーには、あらてつさん講演がおすすめだということが改めて再認識できました。江部先生の講演は、7/1京都国際会館での無料市民公開講座を拝聴することで、復習するつもりです。
すみません、質問させてください。
こんにちは、
あらてつさんのブログ、
笑いとともに拝読させてもらっています。

一つ質問させて頂いてもよろしいでしょうか?

私も糖質制限を始めて
すこぶる調子が良いのですが、気になることが・・・。

最初は肉類(肉、卵、チーズ)などを多めに取っていたのですが、
最近はオリーブオイルのおいしさにはまり、
サラダに粉チーズと一緒にドバドバかけて、ガツガツ食べています。
かなりの量です。一日100~200ccくらい?
それだけで、「あー、満足♪」って感じなのですが、
蛋白質も取らないと・・・と少し無理して取っている感じです。

糖質制限は高蛋白、高脂質とのことですが、
蛋白質や脂質の摂取上限、
また、最低でも蛋白質はこれくらい取らないとダメですよ、
という目安はあるのでしょうか?

お時間のあるときで構いませんので
御回答頂けると助かります。
過去ログも途中まで遡ったのですが、みつけられず・・・。
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Re: oyasam さんへ
コメントありがとうございます。

お褒めに与り恐縮です。

いつも話をさせて頂いてから、もっと分かりやすく話ができたんじゃないかと反省することしきりです。

これからも勉強していきますのでどうぞ宜しくお願い致します。
Re: ステテコさんへ
コメントありがとうございます&御返事遅くなって申し訳ありません。

ご質問内容が、皆さん気になるところかと思いますので、本文でご紹介させて頂きますね。

もう少々お時間くださいませ。
小さき人間のむかつき
東京の帯津三敬病院で食事相談にのっておられた、管理栄養士MHさんに強く影響を受けた時期がありました。自宅書棚に何冊も並んでる著書のうち『粗食のすすめ』がフト目にとまり、ネットで検索を試みました。「MH 糖質制限」で、ヒットした頁は、2010年7/25に書かれたご本人のブログのようでした。ブームに過ぎない云々程度の理解に留まったコメントしか見つからず、非常に残念というか、次第に不勉強にむかついてしまい、このむかつきを受けとめてくれるのは、あらてつさんしかいない!と勝手に思い込み、職場から発作的にメールしてます。無礼をお許し下さい。その当時は、粗食こそが食養の極意だと心底信じていたのです。それが半年前から糖質制限にどっぷりとつかって、肉食系女子に変貌しております。信じていたものがひっくり返るって事が世の中にはあるのだ・・・のひとつの教訓に過ぎないのでしょうが、素人は、否、玄人(医者や栄養士)であっても、いったい何を拠にし、食べ方や食べ物を選択していったらよいのかと一瞬途方にくれてしまいます。それは、信じているものでさえ、常に疑う目を持つという事なのでしょうか?
Re: oyasam さんへ
コメントありがとうございます。

信じるものを疑うというよりも、信じる前に疑問を持つことが大事だと思いますよ。

もっと言えば、信じるのではなくて、頭で考えて理解して判断することが大切ではないでしょうか。


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