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続・勉強する医者しない医者

2011年10月05日
先日、歯の定期健診に行ってきました。

いつもの女医さんが産休のため、インターンと思しき若いドクターが担当になりました。

カルテを見ながら

「この年令で歯肉炎もないし、虫歯の痕もないのは、スゴイですね!」

はあ、別にスゴイことはなかろーと思いつつ、それでは見させてもらいますねというので、口を開けると…

「かなりタバコ吸われますか?」

すると横にいたいつもの歯科助手のおねーさんが、

「いえ、おタバコは吸われません。お茶です。」

「あ、そうですか。なるほどお茶で着色ね…。」

この若いドクターの頭の中では、「歯の着色=タバコのヤニ」で、他の可能性は無かったわけですね。

歯の着色程度なので、笑い話で済みますが、これが他の病気だったらと思うとゾッとしませんか?

思い込みと決め付けってコワイなと思った、あらてつです。

あらゆる可能性を探るのは大事ですよ、やっぱり。

今日は、昨日の続き、はしゆかさんから頂いたコメントご紹介しますね。

『あらてつさん、記事に取り上げていただいてありがとうございます。

コレステロールにしても蛋白尿にしてもお医者様は即効で薬を勧めます。

投薬もお医者様の仕事だからしょうがないのかもしれません。

でも、一生飲み続けるような薬を勧める前にやれることがあるならまずトライするべきだし、それを教えてほしいのに。

腎症も降圧剤はずっと勧められたましたけど、ねばってねばって今回の改善です。

ちょっとざまーみろってなりましたよ(笑)

まだまだがんばりますって担当医に言ったら、いや、そんなにもうがんばらなくて充分だよって今回は言われました。

親の仇をとったくらいすっきりです。

糖質制限、もっと世間に広めなくては!』


はしゆかさん、こちらこそいつもコメントありがとうございます。

「コレステロールにしても蛋白尿にしてもお医者様は即効で薬を勧めます。」投薬もお医者様の仕事だからしょうがないのかもしれません。

これもね、私思いまするに、上記の若いドクターと同じで他の方法なり可能性を探れない、というか、思いつかないんでしょうね。

なので、しょうがないというよりも、どうしていいか分からないから、マニュアル通りに薬を出すしかできないではないかと思います。

コレステロールが基準値より上がったらこの薬、蛋白尿が出たらこの薬って。

あらゆることに疑問を持つと、その分勉強しないとダメじゃないですか。

例えば、なんでコレステロールが上がったらこの薬なんだろう?から始まって、本当にこのコレステロールの基準値は正しいのだろうか?と考えたときに、それを口にすると反対意見が出てくるとします。

だったら、反対意見に対して反論できるだけの知識なり経験を、身につけなければなりません。

それには努力が必要ですが、何も疑問を持たずに決められた薬を出すだけなら、知識も経験もましてや努力もいりません。

早い話、「楽」なんですね。

以下、先日の江部康二先生のブログです。

いわゆる「第二世代」と呼ばれるSU剤の危険性について書かれています。

江部康二先生は危険性を認識されておられます。

それは、自らすすんで情報を集める努力をされたから。

しかしその一方で、危険性を認識せずに使い続けるドクターもいます。

勉強しようとしないから、知らないのだと思います。

ですが、危険な副作用があることを知らずに使い続ける、それについて疑問すら持とうともしないのは、怠慢以外の何ものでもありません。

糖質制限食を取り巻く環境についても、全く同じことが言えると私は思います。




『糖質制限食とSU剤(スルフォニール尿素剤)、グリペンクラミドは危険』


私はSU剤を処方するときは、基本的にアマリール(グリメピリド、第三世代)としています。

なぜなら、グリペンクラミド(オイグルコン、ダオニール:第二世代)は危険だからです。

グリペンクラミドは、膵臓のβ細胞膜のカリウムATPチャンネルだけでなく、ミトコンドリアや心筋細胞のカリウムATPチャンネルをも抑制します。このため、心筋障害を起こす可能性が明らかに高まるのです。

実際に、グリペンクラミド内服中の人は、有意差をもって心筋梗塞が多かったという研究報告もあります。

これに対して、グリメピリド(アマリール:第三世代)は、膵臓のβ細胞膜のカリウムATPチャンネルにだけ働いて
ミトコンドリアや心筋細胞のカリウムATPチャンネルには影響を与えません。従って心筋に対して悪影響がないのです。

アマリールを投与するときも、原則として、0.5mgの錠剤を1錠/日とか、 0.5mgの錠剤×2/日とかの少量にしています。

SU剤は、疲れたβ細胞を鞭打つ側面がありますから、少量にこしたことはないのです。

実は、アマリールとオイグルコンは、販売メーカーはサノフィ・アベンティスで同一です。

今回のオイグルコンが危険というお話しは、サノフィ・アベンティスのMRさんから伺いました。

メーカーとしても、心筋への危険性がはっきりと証明されているオイグルコンは、販売中止したいのだそうです。

それでも、処方するお医者さんがおられる以上は、供給せざるを得ないのだそうです。

MRさんとしては、是非このことをブログに書いて欲しいとのことでした。


江部康二



糖質制限食・ダイエット食の通信販売|糖質制限ドットコム

糖質制限ドットコムは、糖質制限食の第一人者、高雄病院、江部康二先生監修による糖質オフな食材を販売、糖質制限食に取り組む皆様をサポートします。

あらてつ的雑感 | コメント(2) | トラックバック(0)
コメント
No title
いつも 毎朝 高雄倶楽部発売のパンを美味しくいただいています。

食べながら あらてつさんの おかげで パンが食べられてると感謝しています。(#^.^#)

ところで、薬の件ですが オイグルコンに関して MRさんさえも
危険を察してしてるのに・・・唖然。即、当病院薬剤師に報告させていただきます。

オイグルコンに関しては、MRさんが危険察知してますが、アクトスに関して日本の対応は、貼付文書へ注意だけの対応に 怒りすら感じてます。

処方するDRは 薬の事まで把握してないのが実情であり、薬剤師に 任せきり。もちもん、薬剤師も薬のDRなので、DRは薬のDRに任せるのでしょう。

本来なら薬剤師が情報集めて、問題ある薬剤あればDRへ注意躍起していくのが本来の形かと思います。

江部先生みたいに薬の作用を細胞レベルまで把握してる先生が日本にどの程度いらっしゃるのか・・。

架空診察です。
某DR「アクトスを処方しますが、1年以内に膀胱がんになる可能性が高いですが、のみますか?」

患者「いや やめときます」

だれもが言う言葉でしょう。誰が好き好んで膀胱がんになるリスク高い薬のみましょうか?


Re: norikky さんへ
いつもコメント&当店をご利用頂きまして、ありがとうございます。

今回メール頂いた件、そのまま今回のインスリン強化療法にも当てはまりますよね。

「インスリンを打ちますが、ガンやアルツハイマーになる可能性が高くなるけれど、かまいませんか?」

もちろん、アクトスと同じくお医者さんはそんな説明しない(できない)でしょうけど。




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