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肉、卵、チーズを食べると消化に時間が掛かって体に負担がかかると言いますがそれってホンマですかね。

2016年11月18日
沖縄に住んでる知人から、手紙が来ました。

「すっかり寒くなりましたね。私は風邪を引いてしまいました…。」

沖縄は何度くらいだろうと調べてみると…

最高気温が26〜28℃

ちなみに今朝の京都の最低気温は6.1℃

この方が京都に来たら、一瞬で凍死するに違いないと思う、あらてつです。

11月で28℃ってまだ夏やん…。

思わず引っ越したくなる話は取り敢えず置いといて。

今日は、チョコボさんからのコメント3連発、結びの一番です。

『あらてつさんがMEC食を実践していたのは勘違いだったようで、すいません。

話は変わりますが、私はこれまで1日1食主食あり、食物繊維多めの食生活から、食物繊維多めの糖質制限食、そして今現在食物繊維少なめの糖質制限食を実践してきましたが、玄米菜食の人は消化に時間のかかる肉、卵、チーズなどをたっぷり食べると体に負担がかかると言いますが、それよりも糖質をたっぷ取った後の眠気、だるさや食物繊維をたっぷり取った後に発生するガスを排泄されるまで溜め込むことの方が、体に負担がかかっているように感じます。

糖質制限食で便秘や膨満感で悩んでいる方は一口30回以上噛んで食べ過ぎに注意する、食物繊維を控えることを意識して、それでも効果がない場合はたんぱく質にばかり偏って油不足になっている可能性があるので、マヨネーズなどでしっかり油を取るといいかもしれません。私の場合は食物繊維豊富なナッツ類よりも効果がありましたよ。

逆に油の取りすぎで下痢になったことが何度かあるので、下痢に悩んでいる人は油の取りすぎか、下剤のような役割のあるアルコールが原因かもしれません。

そういえば下痢で悩んでいるあらてつさんも確かマヨラーでしたよね。(笑)』


チョコボさん、コメントありがとうございました。

私、別に玄米菜食を否定しません、とう言うか、基本的に他人に迷惑掛けない限り、やりたい人はやったらいいし、やりたくなかったらやらんかったらええやんというスタンスなのです、が。

「玄米菜食の人は消化に時間のかかる肉、卵、チーズなどをたっぷり食べると体に負担がかかると言います」

これ、玄米菜食してる方以外からもよく聞きますが、ちょっと違うんじゃないかなと。

肉食動物と草食動物の消化器官を比べると、肉食動物の方が単純です。

それは何故か?

草食動物が食べる草に含まれる食物繊維は、消化吸収されにくいから。

なので、草食動物の腸は肉食動物の腸よりも、遥かに長くなっています。

実際に腸の長さを身長の何倍あるか、私達人間と比べて見ると…

ヒト   5倍
ウマ  10倍
ウシ  22倍
ヒツジ 34倍
 
因みに肉食動物はと言いますと

イヌ  5倍
ネコ  4〜5倍
ライオン 3倍
トラ   4倍

だそうです。

胃の構造も違います。

ウシに胃袋が4つあるのは有名ですが、これは食物繊維を多く含む草などは、消化吸収されにくいので、反芻と言って何度も胃袋⇔口に戻すを繰り返して消化し、腸で栄養分を吸収しやすいようにします。

さらに加えると、草食動物の腸には特殊な細菌がいて、食物繊維の分解を助けます。

逆に云えば、ここまでせんと消化吸収できないのに、胃が一つしかなくて反芻もしなくて腸の長さもイヌと変わらない我々人間が、食物繊維を摂って効率的に消化吸収できるわけなかろうと。

つまりは、

「人間の胃腸は草食に向いてません=消化吸収に時間が掛かって身体に負担を掛けるのは肉じゃなくて植物」

ということになります。

参考までに、江部康二先生がたまに引用される、「ヒューマンニュートリション」というイギリスの栄養学の教科書の一文をご紹介します。

『現代の食事では、・・・・・デンプンや遊離糖に由来する「利用されやすいブドウ糖」を大量に摂取するようになっている。

このような食事内容は血糖およびインスリン値の定期的な上昇をもたらし、糖尿病、冠状動脈疾患、がん、老化等、多くの点で健康に有害であることが強く指摘されている。

農業の発明以来、ヒトは穀物をベースとした食物を摂取するようになったが、進化に要する時間の尺度は長く、ヒトの消化管はまだ穀物ベースの食物に適応していない。

ましてや高度に加工された現代の食物に対して、到底適応しきれてないのである。』


食物繊維の話と若干ずれますが、

「進化に要する時間の尺度は長く、ヒトの消化管はまだ穀物ベースの食物に適応していない。」



「進化に要する時間の尺度は長く、ヒトの消化管はまだ食物繊維ベースの食物に適応していない。」

と置き換えてもらえば分かりやすいかと。

あと、油と下痢ですが、私も油を摂りすぎると下痢します。

オリーブオイル、ヘッド、ラードなど、植物油・動物油脂問わずです。

このあたりは、過ぎたるは及ばざるが如しってとこじゃないでしょうか。

油の摂取に限ったことではないですが(笑)







糖尿病 | コメント(2)

妊娠糖尿病と糖質制限

2016年09月27日
いきなりですが、私、生卵が食べられません。

なので、すき焼きに生卵など在り得ませんでしたし、糖質制限食に取り組む前も、玉子かけご飯など以ての外でした。

ですが、半熟玉子は大好きで、お好み焼きに付けるときも鍋焼きうどんに入れるときもベーコンエッグのときも、玉子は半熟でした。

ここで疑問が。

何故半熟玉子が食えるのに生卵が食えないのか?

この答は永遠に見つからないような気がする、あらてつです。

読者の皆さんにも、同じような方いらっしゃいますか???

そんなどうでもいい話は置いといて。

先日、妊娠糖尿病と診断されて糖質制限食に理解のない主治医に困っているまなみさんから、ご相談のコメント頂きました。

ひーままさんがご自身の体験をコメントくださいまして、まなみさんからお礼とひーままさんへのご質問コメントを再度頂いたのでご紹介です。

あと、糖尿病妊娠で出産された、あっぴさんからもコメント頂きましたので、合わせてご紹介です。

まず、まなみさんから頂いたコメントです。

『ありがとうございます

ひーままさん、お返事ありがとうございます!
かなり励まされました‼︎

私だけじゃないんだ、こっそり頑張っていた方がいて、無事に出産されたんだと心が軽くなりました。

やはり、糖質制限推奨病院の往復4時間だと不安なところもあり、両家の両親も通いやすいこの大学病院がいいのかなと悩んでいたので、その辺りの話も読めて良かったです。

心折れそうになった時は、このコメント読み返して頑張ろうと思います!

体重の増加に関しては注意を受けるとのこと、そんなに沢山食べられる方ではないので、その辺の注意は逃れられそうです。安心しました(´ω`)

私も病院食で8枚切り食パン2枚出た時は、1枚半食べてみて、残りは捨てました。(残念ながらそれでもその時は120オーバーしてしまいました(~_~;)小麦粉は上がりやすい体質のようです)

無事に明日退院になりました。
最終的にインスリンは、朝昼夕で4-2-4単位。食事は6回食ということになりそうです。
退院してからは、「こっそり」糖質制限して、これ以上単位が増えないようにできたらなと思います。

ひーままさんもインスリンをされていたとのことですが、糖質制限の食事の時は、医師に支持された通りのインスリン単位を打たれていましたか?

いけないことだとはわかっていますが、例えば焼肉食べ放題などに行った時、お米を食べなければ血糖はそんなに上がらない気がするので、インスリン打たないで食事してもいいのではないかと思っています。
その辺の調節もこっそりされていたのでしょうか?
重ねてお尋ねして申し訳ありませんが、よろしければ教えてください。


あらてつさん、コメントを募ってくださりありがとうございます!
もしまだアドバイスやご意見ございましたら、宜しくお願いいたします。

まだまだ妊娠生活始まったばかりなので、ストレスをためないように楽しく過ごしていけたらと思います。』


まなみさん、コメントありがとうございました&お礼を言っていただくには及びません。

妊娠に関する悩みやご苦労は、男の私がどうこう言っても何の励ましにもならないので、同じ体験された方からのアドバイスが一番だと思います。

ひーままさん、本当にありがとうございます。

まなみさんから引き続きご質問を頂いてますので、もしお読みでしたらコメント頂けましたら嬉しいです。

お手数をお掛け致しますが、宜しくお願い致しますm(_ _)m


では、お次にあっぴさんから頂いたコメントをご紹介です。

『糖尿病妊娠

あらてつさん、お久しぶりです。2型糖尿病42才あっぴです。

私は4月に糖尿病妊娠で第二子を帝王切開で出産しました。妊娠前からスーパー糖質制限で頑張っていましたが、足に血栓が出来そうになり、急遽37週で帝王切開になりました。

点滴は糖分量を自分で確認して糖分の少ない点滴にしてもらったり、自分で点滴液を抜いたりしていました!!

インスリン注射は無かったのですが、食事はもちろんほとんど廃棄してコンビニ食で血糖値コントロールしていました。

母乳の出は入院中も退院後も良いですよ〜 

糖質制限に理解の無い病院がほとんどなのが悲しい現実ですね。』


あっぴさん、いつもコメントありがとうございます&こちらの方こそご無沙汰しております。

4月に無事ご出産されたとのこと、おめでとうございます!

4月と云えば、私のオペと同じ時期ですね。

妊娠と一緒にするなと言われそうですが、何だか妙な仲間意識を持ってしまいました(笑)

あっぴさんも、自分でコントロールされていたんですね。

点滴を糖の少ないのに変更してもらうのも凄いですが、ご自分で点滴液を抜いちゃうなんて、あっぴさん強者ですね〜(笑)

入院してるのにここまでして自分の身を守らないといけない現状ってなんなんだろうと思います。

あっぴさんおっしゃいますように、本当に悲しい現実ですね。

ですが、ひーままさんもあっぴさんも、理解のない主治医の元でも自分の努力で糖質制限を貫けることを自らの体験で証明してくださいました。

お二人のコメントは、まなみさん始め、全国の妊娠糖尿病や糖尿病妊娠で悩んでおられる皆さんの励ましになったと思います。

主治医の理解が無くてお悩みの皆さん、皆さんは一人じゃないですよ。

皆んなで頑張りましょう!





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脂肪が主食じゃないマウスに脂肪食わせたら、そら病気になるやろってお話

2016年09月05日
リオオリンピック前とやってる最中、やたらと流れていた、パラリンピック選手が出演してるコマーシャル。

オリンピックが終った途端、とんと放送しているのを見なくなりました。

パラリンピックはこれからなんですけどね。

“私たちはパラリンピックを応援してますぅ”

だったら、パラリンピック終わるまで放送せえや。

所詮は、欺瞞以外の何ものでもないと思った、あらてつです。

分かりやすいですけど。

で。

前々々回に、歯と主食の件でご質問頂いた、雨音さんから、今度は主食と病気についてコメント頂きました。

『あらてつさん、こんばんは!

例の本について書こうと思ったのですが、先日の地元紙にえっ?と思うような記事が載っていたので、そちらを先に書きますね。

(2016年8月30付 愛媛新聞より)
「糖尿病 大腸の炎症発端 慶応大グループ 高脂肪食のマウスで解明」

2型糖尿病の発症には脂っこい食物の取り過ぎや肥満が関係することが分かっているが、メカニズムは必ずしも明らかではない。慶応大のグループは高脂肪食でまず大腸に炎症が起き、それが発端となって血糖値を下げるインスリンの効きが悪くなることを、マウスによる実験で突き止めた。

大腸の炎症を抑えるとインスリンの効きが良くなることも確かめており、新治療薬の開発につながる成果だとしている。

糖尿病と肥満が専門の川野義長慶応大助教、中江淳同特任教授らは、脂肪分60%の高脂肪食を4〜20週間、マウスに与え、免疫細胞の一種「マクロファージ」が大腸に集まって起こる炎症の程度を、関係する遺伝子の発現量から測定した。

その結果、炎症の程度は高脂肪食を取り始めてから4週目に早くも通常食の2倍以上になり、20週では約6倍になることが分かった。

これまで糖尿病との関連が知られていた脂肪組織の炎症は、4週目では通常食と同様にまだ起きていなかった。このことから、高脂肪食では最初に大腸で炎症が起こり、次いで脂肪組織の炎症が起こって、結果としてインスリンが効きにくくなるという経過をたどることが示されたという。

大腸の炎症が起きにくいよう遺伝子操作したマウスに高脂肪食を与えると、大腸、脂肪組織ともに炎症が抑制され、血糖値の上昇も30%程度抑えられたという。

中江さんは、「今後、マクロファージを大腸に集積させる物質を調べ、その物質が生まれるプロセスと炎症を抑える方法を明らかにして、治療薬開発につなげたい」と話している。


↑この記事、冒頭から「2型糖尿病の発症には脂っこい食物の取り過ぎや肥満が関係することが分かっているが」とあり、「えっ?脂っこい食物じゃなくて糖質の取り過ぎでしょ?これって定説なの?」と疑問に思ったのですが、マウスを使った実験ではそのメカニズムが解明されたとのこと。

高脂肪食が糖尿病の原因という内容がどうにも解せません。

あらてつさんは、この記事について、どうお考えになりますか?』



雨音さん、コメントありがとうございます。

「2型糖尿病の発症には脂っこい食物の取り過ぎや肥満が関係することが分かっている」

ですが、これはもう医学会の常識ですよ(笑)

日本のお医者さんの99%以上の共通認識ではないでしょうか。

何と言っても、糖尿病の原因は、食事の西洋化による脂質とカロリーの摂り過ぎですからねぇ(大笑)

うっかり糖質の摂り過ぎが糖尿病原因だなんて言ったら、医学会から村八分にされてしまうので注意が必要です♪

で、今回のマウスの実験のお話。

マウスに高脂肪食を与えたら大腸が炎症起こしたってことなんですが、いやいや、そんなん当たり前やろって。

だってマウスの主食は脂肪じゃないですから。

本体の食性と違うものを食べさせたら、そら病気になるわっちゅー話です。

ほら、最近ペットの犬でも糖尿病がやたらと増えてるなんてニュースでやってますよね。

肉食の犬に人間が食べるような炭水化物やら甘いもの食べさせるから、本来犬に無かったような病気になるわけで、これは人間も同じです。

元々糖質を食べるようにできてないのに大量の精製炭水化物を摂るようになったんで、人口の1割が糖尿病とその予備軍なんてことになってしまいました。

なので、ナニを求めてこの実験をしたのかよく分かりませんが、どうせやるなら人間でやりゃ良かったのにと思いますね。

前回の歯の話じゃないですが、一見もっともらしいお話も、ちょっと視点をずらせば「???」と思えることが出てくるということですね。

では、雨音さん、次の疑問お待ちしておりますね〜。



糖尿病 | コメント(5)

正常人の随時血糖値についてご質問頂きました。

2015年12月24日
今朝起きて掃除して朝食の準備する間、ストーブをつけてませんでした。

なんと素晴らしい!

昨日今日と事務所の中ではシャツ1枚で過ごせてます。

週末気温が下がるらしいですが、週明けはまた上がるそうです。

ぶらぼーです!

ストーブつけずに済んで、エルニーニョ現象バンザイなあらてつです。

このまま冬終わって欲しい!

というわけで。

暖かくてちょっぴりゴキゲンな今日の話題。

さつきさんから、正常人の随時血糖値についてご質問頂きました。

『あらてつさんこんにちは。いつも参考になるブログをたのしく拝見させて貰ってます(*^_^*)

正常人の随時血糖値について質問です。

糖質制限をはじめて約3年になります。
現在はスーパー糖質制限で毎食糖質20グラム以下を心がけています。
本日、昼食後約2時間で血糖値105でした。
3か月前同じ時間帯では方時は90でした。
3か月前は今より多少緩めの糖質制限でした。(糖質低めの野菜を今よりたくさん食べていました)

今回、以前より糖質を制限しているにもかかわらずこのような数値になってしまいとてもショックです。原因はどうゆう場合があるのでしょうか?

また、随時血糖値が上がるということは太りやすくなるのでしょうか?

私は年齢32歳痩せ形甲状腺機能低下症もちです。』


コメント&いつもブログをお読み頂いてありがとうございますm(__)m

さて、ご質問の件ですが、日本糖尿病学会の

『75g経口ブドウ糖負荷試験 (75gOGTT) および、空腹時血糖値による判定基準』

では、「空腹時血糖値が110mg/dl未満かつ120分後血糖値が140mg/dl未満を満たせば正常型」

とされています。

さつきさんもご自身で正常人と書いておられるので、この基準に当てはめると全然問題無い事になります。

全然問題ないので心配のし過ぎではないかなと思うのですが、そんな答えでは安心できないかもなので、考察してみましょう。

何故3ヶ月前より血糖値が上がったの?なのですが、私が思いついた原因は

1,測定器の誤差
2,食材の糖質が多かった
3,体調
4,甲状腺機能低下症が影響している?

といったところでしょうか。

順番に解説しますと、まず自己測定器ですが、10mgや15mgの誤差はしょっちゅうですし、同じもの食べても微妙に数値が違ったりします。

食材の糖質についても、五訂栄養成分表通りの糖質が含まれているかと云えばそうじゃありません。

ほうれん草でもキャベツでも、売り場に置いてあるのが全部同じ栄養素なんて有り得ないです。

なので、本やらネットに出てる栄養素は、あくまでも目安だと思ってください。

体調については言わずもがなですね。

最後の「甲状腺機能低下症が影響している?」ですが、済みません、これは私には分からないので、主治医の先生にお聞きくださいね。

という訳でさつきさん、多分、恐らく、糖尿病に進行しているワケじゃなくて心配のし過ぎだと思います。

一度、いろんなパターンで食後血糖値を測ってみてください。

そうすれば、これくらいの誤差は出てくることがお分かり頂けるでしょう。

ただ、私の答えはイマイチ説得力がなくて不安が拭えないかもなので、以下、江部康二先生の2015年11月18日 (水) のブログを引用させて頂きますので参考にしてみてください。

それでも心配が消えなければ、一度医療機関を受診してみてくださいね。




■ 糖尿病あるいは境界型、早期発見のために

糖尿病早期発見の流れにおいて大切な二つの概念について、考えてみます。

・IFG(Impaired fasting glucose): 空腹時血糖異常
・IGT(Impaired Glucose Tolerance): 耐糖能異常

IFGとIGTは、糖尿病を発症する前段階です。
この段階で発見できれば、とても好ましいです。

<75g経口ブドウ糖負荷試験 (75gOGTT) および、
空腹時血糖値による判定基準(日本糖尿病学会)>

A) 正常型
「空腹時血糖値が110mg/dl未満かつ
 120分後血糖値が140mg/dl未満」を満たせば正常型。

B) 境界型
正常型にも糖尿病型にも属さない場合を言う。
具体的にはWHO分類のIGT、IFG、IFG/IGTがある。

1) 2時間値が140-199mg/dlとなる耐糖能異常であるIGT (Impaired Glucose Tolerance)
IGT単独なら早朝空腹時血糖値は110mg/dl未満で正常である。

2) 空腹時血糖値が110-125mg/dlとなるIFG (Impaired fasting glycaemia)
IFG単独なら75gOGTTにて2時間値は140mg/dl未満で正常である。

3) 両者の合併であるIFG/IGT

の3つのパターンがある。

C) 糖尿病型
①「空腹時血糖値が126mg/dl以上または120分後血糖値が200mg/dl以上」
   を満たせば糖尿病型。

② 随時血糖値200mg/dl以上は糖尿病型

③ HbA1c≧6.5%は糖尿病型

<糖尿病の診断>

1) ①②の糖尿病型(血糖値が糖尿病型)を、異なる日に2回確認できたら糖尿病と診断。

2) <「①或いは②」+③>は糖尿病と診断

3) ③単独の場合、再検査で血糖値が糖尿病型なら、糖尿病と診断

4) 血糖値が糖尿病型で糖尿病の典型的症状(口渇、多飲、多尿、体重減少)があるか
  糖尿病網膜症があれば糖尿病と診断

*糖尿病の診断には血糖検査は必須であり、HbA1cだけでは診断できない。


<境界型段階で発見するには>

早朝空腹時血糖値は、健康診断で検査するので、IFG(Impaired fasting glucose: 空腹時血糖異常)があれば、発見できるでしょう。

これに対して、IGT(Impaired Glucose Tolerance: 耐糖能異常)、いわゆる食後高血糖タイプは、会社の健康診断では空腹時しか検査しないので、見過ごされます。

IGTのほうがIFGより、確率的には多いので、現行の健康診断のシステムには、問題があります。

判定基準では、摂取後2時間血糖値の測定ですが、糖尿病の家族歴がある人が身を守るには、食事開始1時間後の血糖値を測定してみるとよいでしょう。

早期の段階では1時間値の方が高値となりやすいのです。

例えば朝8時に糖質ありの食事を開始したら、午前9時に採血です。
180mg/dlを超えているなら、将来糖尿病になりやすいのです。

病院に行くのが面倒くさい人は、午前8時に糖質ありの食事を開始して、午前9時30分に検尿です。
市販の検尿試験紙でOKです。

食後の尿糖が陽性なら、ピークの血糖値が170~180mg/dlを超えていた可能性が高いので、今度は食後1時間血糖値とグリコアルブミン(GA)を測定しましょう。グリコアルブミンは、食後高血糖を鋭敏に反映します。

なお献血に行くと、GAを無料で検査して貰えます。
残念ながら血糖値の検査はありません。

以下は献血時の無料採血の項目です。
1)血液型検査
2)赤血球・白血球・血小板など血球計数検査
3)生化学検査:グリコアルブミン、GPT、γ-GTP、総蛋白、アルブミン、
  コレステロール、アルブミン対グロブリン比、コレステロール


江部康二




糖尿病 | コメント(2)

「今のままの食生活では主人はやがて糖尿病になってしまうのでしょうか?」とご質問頂きました。

2015年10月06日
9月24日、海外の通販サイトでマスク、シュノーケル、ツーピースのウェットスーツを注文しました。

「今すぐのご注文なら9月28−29日にお届け」

と書いてあり、海外からそんな早よ着くんや?時代は変わったなぁと感心しながら「購入」をクリックしました。

ところが。

28日になっても29日になっても注文状態は「処理中」のまま。

発送しましたメールが届いたのが30日。

どう考えたって28−29日に届けるのはムリです。

ようやく届いたのが10月2日。

まあ、海外の通販サイトですから遅れて来るくらいは仕方ない、ものさえちゃんと届けばいいやと箱を開けてみると…

「おいおい…」

ウェットスーツ、下は頼んだものと違うのが入ってますし、上に至っては3箇所破けてます。

「どないやねん…。」

返品の手続きをしたのですが、ちゃんと返金されるのか心配で仕方ない、あらてつです。

やっぱり海外のサイトは一味ちがうわ。

さて。

そんな悲しいお話は取り敢えず置いといて。

「今のままの食生活では主人はやがて糖尿病になってしまうのでしょうか?」と優しい奥様からご質問頂いたのでご紹介です。

『こんばんは

はじめまして。いつもブログ楽しみにしています。 
お忙しいかと思いますが、相談を聞いていただけると幸いです。 


本日主人の会社の健康診断の結果が出て驚きました。 
昨年のHbA1cが5.6(NGSPの方です) 
今年は5.9でした。 


昨年の診断結果を受けて、今年にはいってから夕食のみ糖質制限を続けてきました。 
なのに、この診断結果。 


ちなみに、お昼はお弁当を持たせているのと、休日は外食もしますので糖質は多めに摂取していると思います。 


ですが今年は夕食を糖質制限に切り替えたのでかなり改善されてると思っていたのですが、なんだかモチベーションが下がってしまいました。 


ちなみに主人は35歳、空腹時血糖値は72と出てました。体重は64キロと、昨年より5キロ減っています。 


そして5.9と出ていたのに要検査にはならず、本人もそんなに気にしていません。それが一番問題かと思うのですが、、 


今のままの食生活では主人はやがて糖尿病になってしまうのでしょうか?心配でなりません。』


ともちさん、コメントありがとうございます。
こちらの方こそはじめまして。
お返事遅くなって申し訳ございません。

さてご主人の件、私は医者ではありませんので、ご主人のデータを見てどうこう言えませんし言っちゃいけないのですが、ご質問の

「今のままの食生活では主人はやがて糖尿病になってしまうのでしょうか?」

に関しましては、なるかも知れないしならないかも知れない、これはもう神様にしか分かりません(笑)

そう言ってしまえば元も子もないので、私のお答えできる範囲でコメントお返事させて頂きます。

夕食のみ糖質制限を続けてHbA1cが昨年よりも上昇、モチベーションが下がったとのことですが、HbA1cの数値はは、過去1〜2ヶ月の糖質の摂取が影響するそうです。

以下、江部康二先生のブログから抜粋させて頂くと…

『このうち糖尿病の検査の指標として汎用されているHbA1cはヘモグロビンA(HbA)にグルコース(ブドウ糖)が結合したものです。当然、血糖値が高値であるほど、ヘモグロビンと結合しやすいのです。

HbA1cの生産量は、Hb(ヘモグロビン)の寿命と血糖値に依存します。赤血球は骨髄で作られ、血液中を循環し寿命は約120日間ですから、HbA1cは過去4ヶ月(120日間)の血糖値の動きを示しています。

より詳しく分析すると、HbA1c値の約50%は過去1ヶ月間の間に作られ、約25%が過去2ヶ月、残りの約25%が過去3、4ヶ月で作られます。

従いまして、HbA1cの値は通常は過去1、2ヶ月の平均血糖値を反映していると考えればよいことになります。』


と言うことは、検査の1〜2ヶ月前から糖質摂取量が増えていた可能性があります。

体重は減ってらっしゃいますし、糖質制限食の効果が無かったわけではないと思います。

ただ、糖質過多な食生活が2型糖尿病の発症の原因の一つになるのは間違いないですし、もしご主人の食生活が例えば現代人にありがちな「ダブル炭水化物」やら「摂取カロリーの80%以上が糖質」だとすると、糖尿病になってしまう確率は高くなります。

なので、今からちゃんと糖質制限食に取り組まれれば、将来、糖尿病の発症予防になると思いますよ。

ただし。

周りが何を言おうが、最終的に実践するのはご本人です。

やいやい言って無理強いすると意固地になってしまう可能性があるので、お気をつけくださいね。




糖質制限食・ダイエット食の通信販売|糖質制限ドットコム

糖質制限ドットコムは、糖質制限食の第一人者、高雄病院、江部康二先生監修による糖質オフな食材を販売、糖質制限食に取り組む皆様をサポートします。

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